くるま 2001/8/12
ひょんなことから車を買い換えることになった。
僕のＨＰを隅から隅まで読んでいらっしゃる方だったら今までの車遍歴はご存じだと思う。一応知らない人のために書くと、今使っている車はフォルクスワーゲンのゴルフ３のワゴンである。それ以上を知りたい人はこっちへ。
「え〜、何買ったのぉ？」と言う声が聞こえてきそうなので、もったい付けずに言うと・・・ゴルフだ。
「またかよ・・・」と言う声が。。。(^_^;)
言っておくけど、別にゴルフがだ〜い好きなわけではない。まあ、成り行きでそうなっただけであって、別に、外車だったら他のでも良かったと思っている。別に国産が嫌いというわけじゃないんだけど、車の出来としては国産車の方がすでに世界一のレベルに達しているとも思っているんだけど、やっぱ、僕的には外車かなと。（単にミーハーなだけという意見もあり。）で、簡単にことの成り行きを書くと、１年点検に出したら、思いの外に各部の不具合が発見され、修理代が結構行ってしまうと言う報告を受けた。ついでに、査定をしてもらったら、これが４年落ち、走行７万キロの車にしてはイイ金額提示だったので、「じゃあ・・」と言う気になってしまったわけだ。
ま、デュオにうまく乗せられたかなと言う気もしないではないが。で、次の車はゴルフ４のワゴン・・・
端から見れば、ゴルフの２，３，４と乗り継いできている熱狂的なゴルフフリークか？と思えるかもしれない。
でも、僕からすれば「ちょうどいいんだよネ〜。」って感じなだけ。立体式の駐車場にも入れたいし、荷物は積みたいし、仕事先のウケも「スッゲー！」でもなく、「なんだ・・」でもない、、、すべての面でのちょうど良さがあれにはある。今回、車を買ってみて、いわゆる「車の売れていない理由」というのも少し分かったような気がする。
ユーザーは車を買っているのではなく、それに付いている「シーン」もしくは「イメージ」を買っているのだ。
ミニバンが売れている理由はそこにある、ミニバンを買うことによって、家族でどこかに行く、そんなイメージも付いてくる。車を買うと言うよりも、その「シーン」を手に入れたいのだ。一時の四駆ブームも同じ理由なワケだ。だが、四駆ブームが過ぎ去ったように、ミニバンを買った人が数年後、またミニバンを選ぶ理由がまだあるのか、、、。その車を買ったことによって自分のものになったイメージが、現実と違うことと多くの人は気が付くはず。まあ、そうやってブームが去り、一握りの人が残り、多くの人は去っていくのが健全なのかもしれない。
ま、車に限らず、その物を買うという行為は、その物からイメージされる「状況」を買っているということ。
で、話は戻って、僕の今度の車・・・実は、全然ドキドキしないのだ。新しい車が来ると言えば、たいていの人にとっては一大イベントのはず。僕もそうだと、、、思っていたが、違った。
同じ車種なので、ほとんどのことは想像通りだし、それによっての「シーン」もすでに手に入れているもの。目新しさがないんだな。これが、ボルボのワゴンだったら、メルセデスのワゴンだったら、、、たぶん、違っていたのかもしれない。でも、僕には、そこまで車に金を掛けるほどの余裕もないし、気持ちもない。すでに、仕事で使う車は機材の一種で、ある種の消耗品と割り切っている。車好きとしては寂しさもあるが、車に使う金があるのだったら、他のことに使いたいというのも本音だ。
二極化と平均化・・・相反する基準。
グッチの腕時計をしている茶髪のオネーチャンが居酒屋でバイトしている。ベンツに乗って、金のロレックスをしているオッサンが、吉野家の２８０円の牛丼を食べている。今の東京、日本全国でごく普通に見られる光景だ。
何が大事で、何がいらないことなのか？
もう少し、自分を見つめ直してみたい。
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