ある経済雑誌の表紙の撮影で、森永先生がうちのスタジオにいらした。

ニュースステーションに出ているコメンテーターと言えばすぐにお分かりになるだろう。

ニュースステーションは僕もほぼ毎晩見ているのだが、森永先生がうちにいらした時も「あ、テレビと同じだ」と思ってしまった。テレビの力ってスゴイもので、まったく会ったこともない人なのに、初対面でないような錯覚を持ってしまう。もちろん、先方は僕のことなど知るわけもない。最初から「タメ口」になってしまいそうな、そんな危うい感覚なのだ。

撮影のあと、いろいろなお話が聞けたが、３日間で５時間くらいしか寝ていないくらいの超多忙な毎日だとか、これから総選挙に向けてのお話など、普段のニュースステーションを見ているようなそんな錯覚に陥ってしまったのだった。