今日の撮影風景。

メーカーからの撮影依頼なのだが、メーカーの支給ポジ、もしくは、商品ポジは基本は４×５だった。ここ数年デジタル化の流れを受けてデジタルになりつつあるが、まだまだ過渡期だといえる。

その結果、写真のようになる。

デジタルもポジもというオーダーである。

今までポジを基本でできていた流れ（システム）を、そのままでデジタルを流すことはまだまだむずかしい。印刷、ディーラーへの配布、ＨＰへの展開、、、デジタルに統一はまだ先のことだろう。

撮影時はデジタルで、その後ポジを起こすと言うこともあるのだが、コスト高というハードルがある。４×５一枚デジタルデータからポジに起こすと１５０００円くらいかかる。ここ数年の経費圧縮の流れ、それに伴うデジタル化、それとは全く逆方向のコスト高を招いてしまう。

コスト高を何とか解消したとしても、データ管理という別な問題が発生する。コンピューターをやっている人なら、一度や二度くらい、データを無くした、消してしまったと言うことはあるはず。同じコトはメーカーの広報、宣伝部内でも起こりえるのだ。もちろん、ポジの時代でも紛失したと言うことはよくあったのだが。。。現物のあるポジは、ファイルをひっくり返して探すと出てくる可能性があるけど、データの場合は違う。データでの管理になれていないと、あっという間にどこかに行ってしまう、消してしまう、取り出せなくなるなどが平気で起こる。ＣＤ−Ｒに焼いているから大丈夫、、と思っている人がいるが、試しに数年前の自分で焼いたＣＤ−Ｒが１００％読めるかどうか？試した方がいい。ＣＤ−Ｒを取り入れたのが早い人ほど、読み出せない可能性が高いと思う。

世の中には「絶対」は無いから、ポジだって無くなるだろう。要は人間の慣れだけなのだろうが、いつになったら慣れるのか？？